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頭痛 原因②
こんにちは!あおば整骨院 川口院です。
前回は頭痛の原因である「慢性的な頭痛」について解説しました。
今回は前回、解説できなかった「病気による頭痛」と「それ以外の頭痛」について解説していきます。
「病気による頭痛」には副鼻腔炎や緑内障、帯状疱疹、中耳炎など複数ありますが、今回は命に関わる病気と特徴を解説していきます。
一つ目は、「脳腫瘍」です。
「脳腫瘍」にもいろいろありますが、全ての脳腫瘍で頭痛が起こるというわけではありません。しかし、悪性度が高かったり、腫瘍が大きかったりすると頭痛が多く見られます。
幅広い年代に見られ、麻痺や言語障害を伴う頭痛では「脳腫瘍」を疑います。治療は、摘出手術や放射線治療を行います。
二つ目は、「くも膜下出血」です。
「くも膜下出血」とは脳動脈瘤の破裂によって起こる出血のことで、脳の表面が血まみれになります。激しい頭痛が突然起こり、意識を失ったり吐いてしまうこともあります。
中高年に多く、発生率は低いですが死亡率が50%近くある重要な病気です。治療は、動脈瘤のクリッピング術やコイル塞栓術という術式を用います。
三つ目は、「髄膜炎」です。
「髄膜炎」とは細菌やウイルスにより、脳を囲っている髄膜や髄液に炎症が起こることで引き起こされる病気です。治療をしていないと10〜50%くらいの死亡率になります。しかし、治療方法が発達しているため多くの方が治ります。
強い頭痛以外にも、高熱や嘔吐、痙攣や意識障害などの症状が現れます。
その他にも頭痛を引き起こす病気がありますが、頭痛以外に神経症状や、発熱、嘔吐を伴う場合はすぐに病院で受診するようにしてください。
最後に「それ以外の頭痛」について解説していきます。
慢性的でも、病気が原因でもない頭痛には何があるかというと、熱中症や二日酔いと言った日常的な行動が原因となって起こる一時的な頭痛もあります。
時間の経過や、頭痛薬を服用することで頭痛を改善でき、生活習慣を変えることで頭痛の予防をすることも可能です。
今回も、前回に引き続き頭痛の原因について解説させていただきました。次回からはまた違った内容を解説していこうと思いますので、ぜひ目を通してみてください。